飛行機輪行
by 段ボール箱・自転車箱梱包
⇒手順にスキップ
  飛行機輪行は、出発空港で預けたあと、到着空港で受け取るまでは、自分の自転車がどんな扱いを受けているかを知ることはできません。
他の荷物の下になったり、放り投げられたりすることもあるかもしれません。
 せっかく出かけた先で走れなかったら、金銭では換えられない無念さがあります。

 そんなトラブルがないように、段ボール箱で予め送ってしまうのも手です。
・自転車にとっても安全だし。
・空港に持っていく手間はない。

 デメリットとしては
・料金
・現地で箱をどうするか?



 箱はメーカーからショップに自転車が送られてくる物。
ZENのお客さまで希望する方にはさしあげています。
 常にあるわけではありません。大きいので通常は潰して処分しています。
必要な方は予約していただいた方がいいですね。
保護具も同じ。



 ☆ハンドルステムを抜くので、ヘッド調整の技術が必須になります。

 ☆カーボン製シートポスト・ハンドルステム・フォークコラムを使っている場合は組立てにトルク管理が必要になるので、トルクレンチ必須です。

別ページに


●箱以外に必要なもの

・前エンド保護具
・マスキングテープ
−−−−モアベター--------
・フレーム保護材
・ハブ軸先端保護材
・変速機ガード


手順
1) ライトやサイコンなどハンドル周りの装備を取り外す。

2)  リアのギアを一番内側(ロー:軽い側)にする。
(後輪は外しません。Rメカを守るためにローに入れます)

3) 変速機ガードをスプロケットとフレームのエンドの間に挟みます。

4) ペダルを外す。
 詳しくはこちら。 

5) サドルを外す。

6) 前のブレーキワイヤーのクイックを外す。
(Vブレーキの場合はココ参照)

7) 前クイックシャフトを抜き、前輪を外します。

8) ハブ中空シャフトに保護キャップを被せる。
保護キャップは平らな方が箱側(外側)。
丸い方がフレーム側です。


9) 前フォークエンドにガードを挟む。

10) 前輪をフレーム左に位置させる。
幅を狭くするために、左クランクを前向きにして、スポークの中に入れます。
車輪とフレームをベルトかマスキングテープで固定するのがモアベター。

11) 段ボール箱に入れる。

12) ハンドル・ステムを外す。
 ⇒外し方・ヘッド調整

13) ハンドルは隙間に、サドル&ポストも隙間に。

14) 外したペダル類は忘れずに中に入れます。



●組み立ては、逆の手順です。



写真解説
2〜3)  リアのギアを一番内側(ロー:軽い側)にする。
 変速機ガードをスプロケットとフレームのエンドの間に挟みます。



ディレイラーやクイック頭が直接段ボールに触れるのを防いでくれます。ローに入ってるので、プーリーケージも安心。       

5) サドルを外し、ポストにカバー。
シートポストにはグリスまたはグリップケミカルが塗ってあるので、地面に置いて砂を付けない様に保護すること。
抜いたら下に置く前にビニール袋とマスキングテープでガードしよう。
 組立てるさいに、高さを再現しやすいように、マーキングしておいた方がいいです。

         
7〜8) 前クイックシャフトを抜き、保護キャップを被せる。
保護キャップは平らな方が箱側(外側)。
丸い方がフレーム側です。

ここが一番張り出しているので、クイックシャフトを抜かないでやると、それが箱を突き破って露出することが多いです。

  
9) 前フォークエンドにガードを挟む。

10) 前輪をフレーム左に位置させる。
幅を狭くするために、左クランクを前向きにして、スポークの中に入れます。
車輪とフレームをベルトかマスキングテープで固定するのがモアベター。

11〜12) 段ボールに入れてからハンドルを外す。
 外ではずすと、本体と前輪とハンドルと3パートになってしまうので、箱詰めの時にガチャガチャしてしまいます。
 ベルトかテープでしっかり前輪を固定していれば、外ではずしてもOKです。

⇒ハンドルの外し方

13) ハンドルは隙間に。

 ハンドルを隙間に入れますが、このときはフレーム前部を持ち上げて。
 実際にはこのようにからんでいます。
ステムが長い場合には、タイヤの方にからめることもあります。

 フォークは裏を向いています。
前ブレーキワイヤーの流れから今回はこちらの方がよかったです。


                         
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