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the BONIN ISLANDS
小笠原へ行こう!
シーカヤッキングはholo holo
ZEN
小笠原シ−カヤックツーリング&ホェ−ルウォッチング
各年ツーリングレポートにもクジラの写真を載せています。TOPページから。 |
ホエールウオッチング |
ブローを見つけるのが第一歩 |
ホエ−ルウォッチングは小笠原の大きな魅力です。毎年ザトウクジラが12月から5月まで、小笠原に繁殖行動のためやってくる。ザトウクジラはブリ−チングやスラッピング(胸ビレや尾ビレで水面をたたく)などアクティブな行動をとるので、ウォッチングに最適なクジラと言えます。この季節、母子連れのクジラをよく目にするけれど、母親に寄り沿い、真似をしてブロ−やブリ−チングする子クジラはとてもほほえましい風景です。 カヤックに乗ってクジラを見に行く。それが大きな目的です。 (ブロー:潮ふき。 ブリーチング:ジャンプ。) |
すぐそばで背中を見せてくれた |
尾が全部出ると深く潜行する合図 |
ウエザーステーション ウォッチングの方法は、陸上からか、ウォッチングボ−トに乗るか、カヤックからになる。 沿岸域に近づいてくるので、陸上からでもけっこう見ることができます。小笠原丸到着日の午後、三日月山ウェザ−ステ−ションで観察会が行なわれ、ホエ−ルウォッチング協会の方がボランティアで色々な事を教えてくれます。 島に着いたら、弁当とビ−ルを持ってまずウェザ−ステ−ションに登る(ところで小笠原の酒屋ではなぜか沖縄のOビ−ルを販売している。沖縄の経済発展と独立化を願うわれらは迷わずコレ)。そこからクジラのブロ−やブリ−チングを観察することができます。視界はかなり開けていて、父島の西側海域のほとんどが見渡せて、とても気持ちのいい所なので一日いても飽きないところです。 |
ウエザーステーションでクジラ情報を得る |
サンダーバード作戦 われらは借り切ったホエ−ルウォッチングボ−トにシ−カヤックを積んで、クジラのいるエリアまでイッキに移動してしまい、クジラの近くで漕ごうというサンダ−バ−ド作戦(もちろん2号だな)を行なっています。 クジラの位置情報は、ウエザーステーションやウォッチングボ−ト同士の無線通信ネットワ−クで交信されている。そして我らがひょうたん丸の船長、筒井秀法氏は小笠原ホエ−ルウォッチング協会の元会長でもある。クジラを見れないわけはない。しかし、近くで漕げるかどうかはクジラしだい。年度によってまったく様子が違います。クジラにも色々なのがいて、シャイなヤツ、先を急ぐヤツ、のんびりしてるの、カヤックに興味を持って近寄ってくるのもいる。もちろん後者の"いいクジラ"に出会いたいね。 |
我らが母船ひょうたん丸で南島瀬戸を行く |
ザトウクジラ 体長14メートル前後。体重35トン前後。 体長の1/3にも達する長い胸ヒレを持つ。 鯨類の中では最も大きな声を発する。 分布は、赤道を除く北太平洋のほぼ全域。 冬には南、夏にはベーリング海と大回遊する。 |
ザトウクジラのブリーチング 体の2/3、もしくはほとんど全身を水面上に跳躍させながら反転し、背面から落下する。 音によって仲間とコミュニケーションしてるとも、付着生物を落とすためだとも言われている。 こんなに近くで見られたなんて,超ラッキー。バックは三日月山,ウエザーステーションが見える。右側で腕を挙げてるカヤッカ−は積田さん。 着水したクジラはそのあと彼のカヤックの真下をくぐり抜けた。 今回はバリオゾナーとモータードライブをセットしたCONTAXを持って行って良かった。一生に一度のシャッターチャンスだ!と思ったら、もう一度、跳んでくれた。 breaching 〈城壁・陣地などを〉破る,突破する 〈法律・約束などを〉破る,違反する,破棄する. 〈鯨が〉水面上に飛び上がる. /プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館 |
歌うクジラ ザトウクジラは40から8.00Hzの大きな声を発する。 それも、長く短く、高く低く、複雑なパターンを繰り返したり、つまり人間の歌のようなものを口ずさんでいる。 歌うのは繁殖期のオスだけなので、たぶんラブソングなのだろう。 実際に聞いた時の感動を、けっして忘れない。ホエールウオッチングのさい母艦にしている『ひょうたん丸』にはハイドロ・フォンが搭載され、彼らの歌を実際に聞くことができる。それはスタジオでとったかと思うほど驚くほど鮮明に聞こえる。よく響くように海底が岩盤のところで頻繁に歌うそうだ。 はるか太陽系を超える旅に出た宇宙船ボイジャー1号と2号。宇宙と言う広大な無限の海に投げ込まれたこのビンには、地球の文明のメッセージがたくさん詰め込まれている。もろもろの荷物の中、バッハの音楽とともに実は、ザトウクジラの歌も積んで行った。 |
WHALES ALIVE (鯨の詩) ポール・ウインター ポニー・キャ二オン D25Y5137 TVのCFで「クジラとセッションする男がいる」というのを覚えているだろうか? それが彼、ポール・ウインター。ソプラノ・サックスとクジラの歌との共演の不思議な世界をつくりあげている。 クジラの歌は、その研究の第一人者ロジャー・ペイン博士のコレクションから。 演奏はニューヨークの聖ヨハネ大聖堂で。ここは残響音7秒というとんでもない建物。そこのパイプオルガンも仲間に加わっていて、荘厳な雰囲気を味あわせてくれる。 個人的に好きな曲は、鯨は泣かない。ハンフリーブルース。大海原の夢。母なる海へ。 |
ベスト・オブ・ポール・ウインター ポニー・キャ二オン D32Y5099 クジラの声中心に聞きたい人は前のCD。ポールの音楽を堪能したい人はこちらのCD。クジラの曲は少ないが「大きなお母さん鯨がアザラシの赤ちゃんに捧げる子守唄」はクジラものでは絶品! イルカの声をとり入れた「イルカの朝」「バンドウイルカのラヴスイム」は、イルカたちと海の中を心地良く漂っている気分にさせてくれる。とても素晴らしい曲。 彼の活動で忘れられないのが、グランドキャニオンをラフトでダウンリバーしながら、その風景をテーマに作曲して、しかも音響のいい岩場で録音していったアルバム「キャニオン」。その中からの「グランドキャニオンの夜明け」はタイトルそのものの風景がドーンと迫ってくる。 ところで彼は数年前小笠原に来ている。行きたかった。 |
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Photo by 薛 雅春(せつ まさはる:ZEN代表)
どこかで見た写真でしょう?そう、カヌーライフ16号に原稿書いて写真出したのは私です。
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