Bicycle トラブル・リペア・メンテナンス
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エンド・ディレィラーブラケット修正2
090716

 エンドのディレイラーブラケットは落車や輪行などで曲げられる可能性があります。たいていは内側に曲がるのが普通ですが、そうでない場合もたまにはあるようです。
(内側/進行方向に対して横方向に車輪側へということ。=ギヤ板の延長上にディレイラー・プーリーが直線に並ばない。)

 今回は外側に曲がっていました(><)
写真は地面側から撮ってます。ギヤ板は垂直なのにプーリーケージが外を向いてる(写真下方向)のがわかりますか?

 さらに写真でわかるよう、なんと進行方向のヒネリが加わってました!
ギヤ板に対してプーリー位置がねじれてる(><)
 これでは変速の調子はいくら調整しても無理ですね。


 ヒネリから治します。
ディレイラーを外して、カンパニョーロのディレイラーブラケット修正工具をネジ込みます。
 ん?なんかヘン????
ディレイラーブラケットがねじれてるのではなく、なんと取り付けネジ穴自体が斜めにあいてるのです!
はれ!?こんなのは初めてです!
 完璧に治すには、穴を溶接で埋めてネジ穴を開け直すか、エンドを交換しなくてはなりません。どちらも火を入れるので、塗装はやり直しでしょう。
 かなりの大事、まあ現実的にはネジ穴が車軸と平行になるようディレイラーブラケットをひねって修正するしかないでしょう。






  工具とブラケットの隙間はブラケット右端が持ち上がったので不均一に見えますが、エンドとネジは直角になっています。

 その後、縦方向の曲がりも修正しました。

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