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Bicycle
フィッティング、ポジション出しとサイジング

201203

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 乗車ポジションはとても大切です。
効率よく漕ぎ続ける。
少ないストレスで自転車の上で過ごす。

 それには体に合った自転車でないとなりません。

 また、使う自転車の車種によって、あるいは使い方によって、同じライダーでもポジションが変わってきます。
 2枚の写真は同じライダーでMTBとロードでのポジションの違い。


 このサイズ・フィッティングマシーンを使えば、正しいライディングポジションでのご自分の自転車サイズがわかります。

 市販のお目当ての自転車のハンドルの遠さも(上体の前傾具合)、ジオミトリ・データから再現できるので、乗車した時の感じがわかります。

 これから作るオーダーメイドの自転車のサイズも正確に割り出せます。

サドル高の決定

 股下寸法によって、サドル高が決まりますが、ヒザの角度の余裕がポイントです。
ペダルが下支点に行った時のヒザの角度をゴニオメーターで測ります。
150度前後が適当とされます(プラスマイナス10度くらい)。
 しかし、かなりファジーな部分なので、個人差は大きく、この数値を外れたとこの方がいいと言う方もいます。
 実際にペダリングして(しかも負荷をかけ)、最適なサドル高さを探ります。

 股下寸法マイナス○○cmとか、股下寸法x○○などの公式で求めるものはあくまで標準値を求めるものであって、多くの人にとっていいのかもしれないけど、当てはまらない方も出てきます。
 負荷をかけたペダリングで自分の漕ぎやすい位置を見つけていくのがベストです。

 サドル高はクランク長(CL)+シートチューブ長(ST=フレームサイズ)+サドル&シートポスト高(SP)
 
 シートポスト高は可変なので、ある程度は自由さがあります。




 サドルの前後位置の決定
正しくサドルに座り、クランクを踏み込む位置に持ってきた時に、膝頭から下ろした垂線がペダル軸を通るのが基本。

 多少前後して自分の漕ぎやすい位置を見つけます。
漕ぎ方によって変わります。
回転で漕ぐ人は膝がやや前に。
トルクで漕ぐ人は膝がやや後気味。

 これも実際のペダリングをすることによってつかめてきます。




トップサイズの決定

 実は水平方向のサイズが最も大切です。
 ハンドルが遠いと、上体の前傾がキツクなります。
近すぎると、上体が立ちすぎて、サドルに体重がかかりすぎてしまいます。 

 ポジションを取った時、肩/上腕角度90度前後、肘角度165度以上がいいと言われています。

 垂直方向の股下サイズに関しては、サドルの上下で対応域は広いけれど、水平方向のサドルからハンドルの距離、トップサイズは固定されています。



 トップサイズはフレームのトップチューブ長(TT)とハンドル・ステムの突出しサイズ(SE)とハンドルのリーチ(HR)の総和となります。
 
 通常トップサイズはサドルの高さのように自由に変えることはできません。
変更するには、別売の違った突出しサイズのステムに交換しなくてはなりません。

 メーカーのジオミトリー表とスペック表から各サイズを合計して求めます。
ステムサイズは出ていても、ハンドルリーチまで出ている完成車カタログはなかなかないです。
 10万以上の自転車のカタログには載せていただきたいですね。

(サドルの前後位置でトップサイズを変えようとするのは誤った方法です。
違う要素で決定されるので、この方法は絶対に使わないでください。
漕ぎにくい自転車になってしまいます。)
サドルの前後位置を決定させてからトップサイズを決めます。

 ZENオリジナルのフィッティングマシーンの可変エクステンション・ステムは簡単にスライドさせ、色々なトップサイズをシュミレーションできます。




 
 サドルとハンドルの高さ関係も大切です。
通常の自転車では考えられないコレだけの調整幅で高さをセットできます。
クランプ部(赤いパーツ)の向きを上下させるとさらに上げることができます)




 MTBやプロムナード用にフラットハンドルのセットでも計測可能です。
(計算しやすいようにリーチ0cmのバー)




fbike0
  リムドライブのローラー台にセットされたフィッティングマシーン
静的な乗車姿勢ではなく、車輪の回転に負荷を掛けてペダルを踏めるので、空転だけのフィッティングマシーンと較べて、より実際に走った感じでサドルの高さを決められます。
 サドルの前後位置も、回転で漕ぐ、トルクで漕ぐ、両面からチェックできます。


・フィッティング、ポジション出しとサイジング
 ¥3300 (ZENで自転車購入の方は無料)

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