シーカヤックキャンパー必読
砂浜のぺグワーク




 ストーンサークルを作る慶良間原人、ではなく、ぺグの補強に石を積んでいるのです。
 砂地ではペグはまったく利きません。無風ならいざ知らず、風が吹いたら飛ばされます。 ことにサンゴのカケラだけのガラガラな浜では面白いように抜けます。
 加えて、慶良間は夜中に強風がよく吹きます。
ポールを折られた人は1人や2人ではありません(テントのクオリティの問題もあるけど)。
 人が入ってたのに横倒しになったことがありました(この人はぺグ打たなかった)。
 トイレに立ったすきに、テントを飛ばされた人もいました。
 実は写真のように石を積んでいても、風に振られて抜けることもありました。
 
テントの固定はとても大切です。

砂浜のぺグワーク その1 板ぺグ

 ことに大型タ−プはかなり風をはらみますので、しっかりしたホールドのペグ、と言うよりもアンカーが必要です。サンドアンカーですね。
 ただの板です。板に穴を開けて、コードを通します。これを砂地に埋めます。
砂地から少し出たコードに張り綱をつけます。
・板は面積が大きければ大きいほど、ホールド力は強い。板厚はあまり関係無い。
・深い穴ほど、ホールド力は強い。
・コードを通す穴はどうでもよい。(数種類あるのは作った年度のバージョン違い)
・コードの太さは、対象物によります。2〜3人用テントなら3mmコードで充分。
 大型タ−プなら5mmくらい。
・必要な道具は、穴を掘るスコップのみ。

このシステムのホールド力は驚くほどで、ケラマで巨大タ−プに使い、深夜の大風にハタめいて、ロープはブチ切れたけど、これはビクともしなかった。
 これはZENでは売ってません。廃材で作ってください。





砂浜のぺグワーク その2 埋めぺグ

 個人用テントの場合はこちらの方法でもOKです。
 軽量なピンペグはバックパッカーに好まれるけど、砂には弱い。でも頭を使えばのりきれます。

1) 穴を掘る。深いほどいい。
穴の底にぺグを寝かせる。
(写真だとわかりにくいけど、12cmくらい掘っている。)
 シャベルはシャコ貝!足の大きさくらいある。ケラマ無人島ツアーの初期の頃はちゃんとシャベル持っていきました。ペグ用&トイレ用。でも回を重ねるごとに、落ちてる貝で間に合うことに気づきました。
 それでも欲しいカッコいい携帯シャベル → シャベル

2) 面の広い、平らな石をピンペグに乗せる。石の面とテントの引き綱が直角に位置するように。

3) ひたすら埋める。盛り上がるくらいにかけて上げればなおいいね。

こんなサンゴのカケラだけのガサガサなところでもホールド感は万点! 強風で巨大タ−プのロープが切断した夜も、ビクともしなかった私のシェラ・ルックアウトCDです。(^^)v

 これの応用で、ペグの代わりに、拾ってきた枝(腕くらいあれば申し分ない)やペットボトルのみを引き綱につけて埋めてもけっこう保持力があります! お試しあれ!

 ビニール袋では強風でちぎれます!ゴミになるので埋めないでください。


フォールディング・シャベル

 埋めぺグやキャンプサイトの整地やバーベキューの炭の扱いにも一個あると便利です。 
・ブレード:105mm 全長:235mm
・収納時:129×55×28mm 約150g
・ブレード/ステンレス
・ハンドルとブレードが90度でも固定できるのでクワのようにも使えます。
ハンドル部が小物入れになっています。
ベルトループナイロンケース付き。
・¥1600(+消費税)


 失敗談

 恥を忍んでセツの失敗談を載せましょう。
 絶海の孤島では完璧な設営をめざしているのですが、週末の御近所キャンプでは気が緩みがちになってしまいます。
 仕事を終え、仲間がキャンプするT海岸に着いた時は、もう宴もたけなわな時間です。早々とつぶれている人もいます。
 遅れをとりかえすべく、シュシュっとテントを建てて、風も弱かったので、ぺグは打たずに、中にシュラフやマット、着替え類をオモシにと投げこみ、宴会に加わりました。 こんな時は最も設営時間の短いテントを持っていきます。 

 宴もオヒラキになり、戻ってみるとテントがありません。おかしいなあ?そんなに強い風ではなかったけどなあ? 誰かがイタヅラで移動させたかなあ? とヨッパライのいい加減な楽観主義でそのあたりを捜しました。
 でも、無いのです。・・・・・
 結局テントは風に飛ばされて、数100m離れた川の中に、逆さまに半分水没してハマっていました。中のシュラフ類はグシャグシャなのは言うもありません。 みんなに笑われること、しきり!・・・・・ トホホホ、その夜はクルマの中で寝ました。

 
教訓: テント設営に手を抜くな!!

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