これっ!
2002/8/20

島へ。 vol.7 2002/9 \780 
                  滑C風舎

原稿を頼まれて、シーカヤックで島へ行くことについてのセツの文が27ページに載っています。

シーカヤックで島渡り
         薛 雅春
 
 無人島へのアプローチの方法として、シーカヤックは最もコアな行き方だろう。
ちゃんとした船のない大古の昔の人達が、はるかに見える島に渡りたいという思いで、丸木船を漕いだ。そんな思いと同化して自分も漕いでいる。
 海用のカヌー、シーカヤックは驚くほどのポテンシャルを秘めている。
 航海能力は高く、私でさえ、伊豆大島や伊豆利島、佐渡ヶ島、北海道への海峡横断を成功させている。
 積載能力も高く、キャンプ道具などバイク等への積載をはるかに凌駕する量を積むことができる。
 自分の力で、自由に漕ぎ回れる。 そんなシーカヤックで、小笠原や沖縄の無人島を島から島へ漕ぎわたる旅を毎年行なっている。
 
 無人島へ漕ぎ渡って、最初にすることは、流木のタキギ集めだった。ガスコンロなどは使わずに、焚き火でまかなう。 太古の人達のように。
 夕暮れの豪華な落陽ショーが見たいから、たいてい島の西海岸にキャンプする。ビーチでのキャンプ生活は、あたりまえだがずっと外で、浜辺で一日をすごすのだが、自分にとってそれはとても貴重な時間だった。
 青空の端がオレンジ色に輝き、青空から、ダークブルー、デイープブルー、ミッドナイトブルーへとみごとにグラデーションで変化していく。そのただ中にいて、その時の流れを体で感じとっていく。 無人島で外で過ごすことの醍醐味だ。
 天空を闇が支配すれば、人工の光はなく、今度は星が多すぎて星座がわからないくらいの天体ショーが始まる。
 自然の中にドップリつかり、ピュアな気持ちの仲間たちと焚き火を囲んで語らう時間もすばらしい。
 最近私はウクレレにはまっていて、防水袋に詰めて、カヤックの荷室に入れて、無人島でポロポロやっている。これほど海に似合う楽器はない。波の音に馴染み、潮風に溶け込む音色。そんなふうに、生まれ育った楽器だからね。
 そして、日の出を楽しみ、朝の風向きによってコースを考え、島渡りを続けていくのだ。
 
 でも、なにも遠い無人島ばかりがとうといのではなく、陸続きの海岸でも、アプローチする道がなかったり、まわりを断崖で囲まれているビーチは、地元の人さえ陸上から行くことが出来ない穴場になっている。
 房総半島にもそのようなところはいくつもある。
 夏、出発するビーチは人がいっぱいでも、シーカヤックだとちょっと漕げば自分たちだけのプライベートビーチに行くことができる。
 カヤックのハッチに弁当とクーラーバッグにビールを仕込んででかける。ほんの数キロしか離れてない海水浴場は人でごったがえっていても、自分だけのプライベートビーチで静かな時を過ごせる至福の時間。ビール飲んで、ウクレレ弾いて、お昼寝をしているだけでもハッピータイムを持てる。
 シーカヤックを持つことは、プライベートビーチと自由な時間を持てることと、同意語なんだねえ。
 パラダイスは遠いところにあるのではなく、すぐ近くにあるのだ。
それに気が付いたシーカヤッカ−はシアワセ者!
 幸せの青い鳥は、遠くにいるのではなく、すぐ近くにいた、ってのと同じだね。

 
セツの文章はともかく、シーカヤッカ−好みの本です。お薦め!!

 海風舎:03-5275-7099

 
 この号の特集は石垣・西表ワールド
いわゆる八重山です。 泡盛之助殿や久保氏らは毎年出かけている八重山。

 石垣島・西表島のガイドがたっぷり。
自然、飲み屋・美味い物所、お決まりのカヌーエコツアー、ジャングルトレッキングなどと幅広く紹介されている。
 
 美味い物所のページで知ったけど、石垣市にZENという店が!! ウチの支店ではありません。(^^)
酒菜屋(地元の食材を使った和洋中メニューが地元の人にも人気、だそうです!
行ってみたい! 誰か行ったら写真撮ってきて、それから、マッチとかオテモトとか♪

夏休み特別企画は『無人島へ行こう!』

 そのトップはサバイバーというTV番組出演者へのインタビュー。
そうそう、ZENメンバーに、この番組に出演するような女性いませんか、と事前に打診があったっけ。 なかなかみなさん時間がとれないよねー、1ヶ月!
 その中で興味を持ったのは、
『焼きココナッツが美味しかった。…中の汁だけ出して、…灰の中に入れて何時間…甘いお菓子のようになる。』という記述。
 2002小笠原隊もココナッツ食べたよね。アレはナマ? 中の白いとこはパリパリだったよね。とても美味しかったけど、それよりも???
 また『無人島でこれがあるといいよ! という食べ物ってありますか?
―実はヨウカンなんですよ。 』
 うんうん、なるほど。海峡横断の時、一口ヨウカン持っていくよ、セツは。
そうだ、昔、知りあいの上智大のサイクリストが昼食にヨウカン食べるって言ってたなあ。

 『無人島イエローページ』というコーナーもある。
各地の無人島に行くツアーを紹介。ZENからは慶良間ツアー。今年も11月3日前後に →慶良間
 千葉県内の無人島ツアーはオフレコなので載せてないです。

 冒頭のセツの文は、『無人島体験記』に、

沖縄〜奄美の島唄について13ページに渡って特集されてます。いいねえ♪

 島唄特集のトップバッターは名曲「花」を作った喜納昌吉さんを4ページ。
「『泣きなさい、笑いなさい』のフレーズが突然心に湧き上がり、それに続く歌詞もどんどん涌き出る・・・曲をつくるというよりも、曲を天から授かっているという概念でとらえています。」 う〜む、すぴりっちゅある!! 
 「花」は名曲だね! 国内だけでなくアジアを中心に3000万枚以上の大ヒット。
 昨年のZEN忘年会のカラオケでもやってましたね♪
そうそうあの時は沖縄の唄、たくさん歌ったね。宿のご主人が、沖縄出身の方が多いのですかと勘違いしていた。 出身者はいないけど、心のふるさととしているメンバーは多いね! あ、そうだ、大林ご夫妻は那覇に移住しちゃった。


 奄美加計呂麻出身の唄者:朝崎郁恵さんについても2ページに渡って特集!
現在、活動の中心はトウキョウに、三味線のかわりにピアノ使ったり、レゲエのリズムを取り入れたりと、奄美の島唄のマインドは変えずに、それでいて斬新な試みをなさっている。
 うーん!聞いてみたい、と掲示板に書いたら、さっそくミユさんがCD貸してくれた。ありがとうね。 これを聞きながら、奄美加計呂麻のシーカヤックマラソンのお土産に片岡さんがくれた黒糖焼酎れんと飲みながら、『島へ。』を読むのがよろしいですね♪


 特集は沖縄の民謡酒場にも及んでいる。ライブハウスとはまた違った島唄のディープな世界!
 「…夜中の12時過ぎてからがにぎわってくる・・・」慶良間ツアー前夜に那覇に泊まるのだが、前夜祭と称してみんなで飲みに行く。最終の飛行機で渡ってからなので、遅い時間なのだが・・・まさにその通り! 今度は
民謡酒場に行きたいねえ!希望者がいれば宿泊地周辺をチェックしますよー!

 特集はさらに個人へ! 各島や村に必ずいる島唄名人! 座間味島の唄者を紹介。
座間味島は20あまりの慶良間列島のうち、4つの有人島のうちの1島。2001ツアーはそこからスタート。
 なんとその名人は、夜な夜な、座間味港の浜で三線弾きながら唄っているらしい。 慶良間ツアーの時、夜カヤックを漕いで島唄を聞きに行くなんていいな。

 
 島の新鮮食材イカについて8ページに渡って特集されてます。
 イカ図鑑・全国のイカ料理・都会で食べられる島料理の店などなど、
おもわずヨダレがでそうなページです。
 あ〜おいしいイカ料理を食べたい!
 瀬戸内海の島についてもでています。
しまなみ街道を自転車で巡った話しも乗っています。 このエリアには乗り捨て可能なレンタサイクル網もあるようなので、自転車の旅も良さそう!
 

 
 編集部からメール入りました。

 「 『島へ。』では読者の方の思い出話とか、島に対するメッセージを募集しているんですけど、もしそちらの方にもご興味ありましたら、「島のハダカ随筆」「島へのラブレター」などエッセイページがあるので、ぜひ投稿して下さいね。こちらは原稿料が出ないのですが。。」

 みなさま、ぜひ投稿してくださいね。
島へ。メール


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