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システムキャリーの改造
フロントハッチイン・システムキャリー

折りたたんでさらにコンパクトに

by ZEN
20080517
改20220709


 ホリデーロードのシステムキャリーと言えば、カヌー・カヤックを運搬するキャスターとしては最上グレードの機能を持ち、愛用者も多い機種です。カート・コロ・
 運んでよし、収納してよし、アフターのパーツ供給よしの良品です。

  システムキャリーは二つのサイズがあり、シングルカヤック用、ダブル(カナディアン・シットオン)用に対応しています。
 コンパクトに分解できて、それぞれのリアハッチに格納できるサイズに考えられています。
車輪は軸ごと簡単に外れ、船底を受けるサポーター・アームも折りたたんで3ピースになります。

 
 サビに強いアルミフレーム使用。
 砂浜も楽々のタイヤ径30cm。
タイヤは発砲ウレタン製なので水に浮きます。 
車輪径は両モデルとも共通です。

 
 システムキャリーS

主にシングル艇に適応しています。 
ほとんどのシングル艇のハッチに入ります。
使用時:30×37×55cm
収納時:18×34×40cm
材質:6063アルミアルマイト
重量:約3s 
耐荷重:約80〜90s
¥19000(+税)
 
 システムキャリーW


カナディアン、カヤックW、シットオン、ファルトなど 比較的大型、幅広な船に適しています。
ほとんどのダブル艇のハッチに入ります。
使用時:32×42×65cm
収納時:14×32×60cm
材質 6063アルミアルマイト
重量 3.2s  
耐荷重:約80〜90s
¥20000(+税)
 オリジナルのシングル用はバリーの楕円ハッチにも収納可能です(左)。
バリーの楕円ハッチ内寸は408x225mm
 Wはカレントデザイン・ソルスティスST(シングル)のハッチにも収納可能(右)。
ハッチ内寸サイズ:450x305・190mm

 
ただし、カヤック内への収納はけっこうな占有スペースをとられてしまうのも仕方ありません。

また、大は小を兼ねるとダブル用をシングルに使っている方は、バリーの楕円ハッチには入りません。
ZENでもいろいろなカヌーに使うので、ダブル用を常用しています。
もっとコンパクトにならないか常々思っていました。



 ★ カスタマイズ

  ZENでは改造して、工具を使わずに、サポーター・アームを外し、メインフレームを半分の大きさに折りたためるようにしました!
 3ピースだったのが5ピースでさらにコンパクトに!

 この状態に分解するのに1分10秒です。
組立は1分30秒です。
 
  今回はWサイズを加工しています。
Sサイズならさらに小さくなります。
 (写真を見やすくするためベルトは外してあります。
  サンプルは実験的にサポーターアームはパッドを交換したスーパーストロング仕様です。→ )


 写真の右はオリジナルのWサイズフレーム。
左のようにフレームは半分のサイズに、
しかもコの字形なのでハッチに入れやすいです。
 これならダブル用の大形メインフレームもバリーのフロント丸ハッチ(内径188mm)に入ります。こちらにはサポーター・フレームも入れます。

 さすがに車輪は丸ハッチには入らないので、リヤハッチに収めます。

  ダブル用はもちろん、シングル用の改造でも前ハッチを有効に使えるようになるので吉です!
前ハッチはけっこうカラで使わないこと多いですからね。

 なお写真では見える位置にキャリーを置いていますが、このP&Hシリウスで、さらに先端に移動できて、ハッチの真下と後部はまるまるラゲージスペースとして使えます。
  丸ハッチに収まる小さな車輪に交換も考えましたが、やはり車輪は大きいほうが砂浜や悪路の走破性に強いです。
この車輪は千葉県・鴨川前原海岸のふかふかの砂でも、シットオンカヌー2艇重ねで転がせました。
  どうしても車輪も前に入れたいリクエストがあれば、その改造も着手しますがね。


☆ 後加工もOKです。
加工賃材料費込みで¥3000(+税)
(シングル用でもダブル用でも)

☆ 遠方の方は送付してください。
ただしこちらからの送料が必要となります。

☆ なお改造品となりますので、正規の「耐荷重:約80〜90s」はキャンセルされます。
通常のカヌー・カヤックなら問題はありません。
下のように、Wシットオン+シーカヤックでも問題ナシ。
重量の重いロウボートなどには使用しないでください。

なお元の製品も、工具を使って分解すればこのような形状にできます。時間はかかるけど。



左Wサイズ、右Sサイズ
Wサイズのフレームでもバリー丸型フロントハッチに入ります。



分解の仕方
1) ボタンを押して車輪支柱を分割させる。
(これはデフォルト、以下は改造後)
2) 左右のサポーター・アームのウイングナットを緩めて、フレームから外す。
(ナットは完全に外さなくてOK)
3) 車輪支柱を止めているウイングナットを緩めて、メインフレームと車輪支柱を折りたたむ。

・写真ではウィングナットですが、力の入れやすいダイアルナットにアップデイトされています>

 分解時間は1分10秒です。
工具はまったく使いません。

手前はシステムキャリーWでシットオンのマリブ2とその上にシーカヤック
これでも問題なくコロコロ♪

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