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フォールディングカヤックのセットアップ
アルフェック・ボイジャーシリーズ
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アルフェック・ボイジャーシリーズのセットアップ、今回はボイジャー460Tです。他も同じ工程です。 ボイジャーシリーズは大きな開口部を持つロブロイ型コクピットなので、座席間に子供や荷物を載せられます。またシート位置をズラすことによって一人艇にも二人艇にもできるコンバチブルなカヤックです。 一人が二人になり、子供ができても使える拡張性のあるカヤックです。 大きなコクピットをオプションのコーミングデッキ(+スプレースカート)で覆うことができるので、防水性を高めることも可能です。 ボイジャーシリーズは船体布の後部からフレームを入れ、フレーム後端のテコにコードをかけてテンションを張るスタイルです。 各工程での使用部品はブルー、ツボは赤文字になっています。 工程で説明してある通りをやってください。同じような作業でも先走ってやってしまうと支障のある場合があります。 二人で組み立てる場合に、各行程、お互いの役割分担を決めておくとスムースにできそうですね。 |
1. ボイジャー460Tは95x37x37cmのザックに入っています。
最終的にセットアップタイム19分を目指しましょう。 (オプション除く) |
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2. 中身を出して、仕分けしておきます。 直線的なパイプと○型のリブ パイプの前後を揃えたり、長い物をつなげておいたり、リブは順にしておくのがモアベター。 ところでテントのポールもそうですが、パイプをジョイントしたり、外す時は水平に持ってやると、両端がたわんでその応力がジョイント部にくるのでやりにくいです。 斜めに持ってやるのが正しいやり方です。 |
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3. ポールには全てアルファベットがついているので、説明書と照らしやすくなっています。2~3度組立てれば直ぐ覚えられます。
アルファベットのついてる方が全てバウ(前)側になります。パイプに色テープや記号が貼られている方がバウ(前)です。
他のパイプと結合する部分も、テープ色を合わせるなど間違えようのない工夫が凝らされています。
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4. 中心となるセンターキール(Kパイプ)にリブをはめていきます。 まずはリブの2~5番のみです。1、6番はまだ使いません。 |
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5. リブにも前後があります。ナンバーの上が前。 キールにもはまるべきリブナンバーがあるので合わせます。 ナンバーの向きを合わせて組んでゆけば良いので前後の間違えも無く簡単。 しかも接合部位置には溝があるので確実&正確に組立て出来ます。 |
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6. コクピットのフチにあたる NBパイプを付けます。 両端をリブの2と5番にあるカップにはめます。 この段階ではまだ、リブ3と4にはつなげないでください。 |
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7. オプションでラダーを付ける方はここでスライドペダルのレールを付けます。 一人乗りと二人乗りでレールが区別されてるし、取り付け位置も違うので注意してください。 ボルトの出てるほうが前にきます。 写真はあらかた組んでしまい、ペダルレールが入らないの図。とほほ、(><)
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8. サイドのパイプは上下GとEのパイプがあります。
この時シートループ(座席を取付けるバックル。写真で黒く写ってる)の位置に注意して組み込みます。
一人乗り時にはリブ3-4の間に。
二人乗り時にはリブ2-3間と4-5間に位置させます。
マーカーで印を付けておくといいですね。
まず上のGパイプから付けます。中央のリブ3と4からはめていきます。その後にリブ2と5です。
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9. 赤テープのGパイプの先端をKパイプ(キール)の金具Aタングに付けます。
Aタングは二つ下のEパイプの写真のように蝶の羽のようなカタチになっていて、パイプ先端の切れ込みのピンにかませます。
その後、短い外パイプをスライドさせてロックさせます。
結合させる時、Kパイプをしなわせて長さを合わせます。
スターン側も。 |
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10. NBパイプをリブ3・4に取り付けます。 | |
11. Gパイプと同様にEパイプを取り付けます。
中央のリブからです。
Kパイプ(キール)の金具Aタングに付けるさい、EパイプはGと異なり伸びるので付けやすいです。
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12. リブ1と6をGパイプに結合させ、Kパイプ(キール)にも取り付けます。そのさい、Kパイプと直角になるように。 リブの前後に注意してください。 |
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13. ボトムの補助パイプKSをリブ2・3・4・5に取り付けます。
唯一ゴムキャップのあるパイプです。両端が曲がっているので、内側に反るようにします。
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14. Kパイプの先端可動部TB-FにDFパイプを差し込みます。
リブ2の上部の穴にDFパイプ先端のピンを奥まで差込ます。
次にDFパイプとリブ1を結合させます。
(DF=デッキフロント) |
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15. これでフレームはほぼ完成。
フレームの歪みを修正します。
真上から見て、DFパイプとKパイプは一直線に位置するか?
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16. シートを取り付けます。
位置は、一人艇の場合は背もたれ後部がリブ4の前に。
二人艇の場合は、前席背もたれ後部がリブ3の前に。後席背もたれ後部がリブ5の前にくるようにします。
座面の3本のテープの両端の2本はGパイプへ、中央のテープはEパイプのシートループと接続します。
座面の水平にセットし高さ調整します。キールパイプから1~2cm浮くように。
最初は座面の高さ調整に手間どりますが、一度位置を決めてしまえば、次回からはバックルをハメるだけなので簡単です。
背面の二重テープの後の物はNBパイプに巻きつけます。
(前のテープは船体布セット後)
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17. H型のフットブレイスを取り付けます。
リブとリブの間に吊るように取り付けます。
位置は、一人艇の場合はリブ2と3の間に。
二人艇の場合は、前席はリブ1と2の間に。後席はリブ3と4の間にくるようにします。 前後位置・高さなど、自分に合わせます。
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18. 前後を間違えないように船体布にフレームを挿入します。 センターに注意してKパイプがキールレールに収まるように。 フレームはなるべく前に強く押し出します。 キールレールから外れて組むと変なクセが付くので注意! フレームを入れたらコーミングベルトをチェックします。Gパイプの上に出しておきます。八箇所。 ファスナーバックアップベルトも同様です。 3,4つ下の工程参照。 |
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19. 船体布最後部あるテンションロープの両端をKパイプ後端の可動部TB-Rのフックにかけ(仮テンション位置)、TB-Rをテコレバーとして前方へ倒します。一次テンション。
次にテンションロープを短い位置に掛けなおして、同様に船体布にテンションをかけます。本テンション!
ここが最も力の必要なところです。うまく入れないと船体布に収まりません。一番最初がけっこうたいへんですが、次回からは楽になります。
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20. フレームが船体布に収まったらTB-RパイプにDRパイプを継ぎ足して、リヤデッキに収めます。
リブ5の上部の穴にDRパイプ先端のピンを奥まで差込みジョイントピンでパッチンと固定します。
次にDRパイプとリブ6を結合させます。 その後DRパイプは90度回して、ジョイントピンが横を向くようにします。
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21. コーミングベルトを締めます。ベルトの通し方が重要!全てGパイプの上を通ります。NBパイプを包みます。八箇所。
Gパイプの上を通すので、船体布のテンションを掛ける前に位置をチェックしておいて下さい(その時はベルトは締めない)。
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22. リヤデッキのファスナーバックアップベルトを締めます。二箇所。
これもGパイプの上を通すので、船体布のテンションを掛ける前に位置をチェックしておいて下さい(その時はベルトは締めない)。
写真にはDRパイプが写ってないけど、ベルトはパイプの下を通ります。
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23. そしてリヤデッキのファスナーを閉じます。
ファスナー後端はU字に折り込みます。
ファスナー周囲の防水部カバー生地を合わせて、後端は角を折り曲げます。ナイロンテープを芯にするよう巻き込んでマジックテープで閉じます。
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24. グラブループとスターンエンドカバーを取り付けます。
オプションのラダーを付ける場合はエンドカバーは使いません。
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25. シート背面前部ベルトをコーミング内側のバックルにセットして、リクライニングの具合を調整します。 サイドのエアスポンソンに空気を入れます。サイドが3~4cm膨らむ程度、左右均等に。 入れすぎに注意。パンクすることがあります。特に暑い夏の砂浜では空気が膨張するので、調整が必要です。 各部ベルトのゆるみ、左右のバランスをチェックして完成です!お疲れさま! |
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26. 以下はオプションパーツです。 開口部の大きなロブロイ型コクピットは開放感がありますが、波のあるとこでは水が入ってきます。オプションのコーミングデッキ(商品名はコーミングカバー)を装着すれば、スプレースカートの使用が可能です。
写真は2人艇用。もちろん一人艇用もあります。
ベルトで固定します。 |
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27. オプションのラダーを付ける場合はエンドカバーを外して装着します。 |
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